マゼランクロスとは?歴史・行き方・所要時間ガイド【セブ島観光の定番スポット】

フィリピンでは、国民の約93%がキリスト教を信仰しています。

そんなフィリピンで初のキリスト教徒が誕生したのが、ここセブの地です。

マゼランクロス(Magellan’s Cross)は、その出来事を記念してマゼランが建設したものであり、フィリピンでのキリスト教の始まりを象徴するものでもあります。

「セブ島=ビーチリゾート」という印象を持つ方が多いですが、フィリピン国内で最古の歴史を持ち、スペイン統治時代の名残りも色濃く残っている島でもあります。

本記事では、あまり知られていないセブの歴史をマゼランクロスとともに紹介していきます。

この記事で分かること

  • マゼランクロスの歴史
  • マゼランクロスと周辺の観光情報
  • セブ島とフィリピンの歴史
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マゼランクロスとは?基礎知識まとめ

マゼランクロス

マゼランクロスとは、1521年に探検家マゼランがセブ島に建てた、フィリピン初のキリスト教伝来を示す木製の十字架です。

フィリピンにキリスト教が伝来した瞬間を今に伝える史跡で、セブ観光では外せない定番スポットのひとつになっています。

「クロス」という名前の通り実物はシンプルな十字架ですが、隣接するサントニーニョ教会や八角堂の天井画とセットで見ることで、フィリピンの歴史を立体的に学ぶことができます。

マゼランクロス基本情報

項目マゼランクロス情報
建立1521年
営業時間午前8時〜午後6時(毎日)
場所Googleマップで確認する
入場料無料(任意の寄附箱あり)
見どころ十字架、八角堂の天井画、祈りのろうそく
所要時間約10〜15分
服装露出の多い服装は避ける
周辺スポットサントニーニョ教会、サンペドロ要塞跡

【関連】セブシティ観光についてはこちら

5分でわかるマゼランクロスの歴史

マゼランクロスの成り立ちや現在までの歴史を解説していきます。これを知っていれば「ただ見るだけ」に留まらない、より深い観光を楽しむことができます。

マゼラン到達とキリスト教の伝来

マゼラン

マゼランクロスの歴史を語る上で外せないのが、スペインの探検家「マゼラン」。歴史の教科書に必ず出てくる、史上初となる世界一周の航海を達成した艦隊を率いた人物です。

マゼランは、航海中の1521年にフィリピンのセブ島に到達しました。それと同時に、フィリピンへキリスト教が伝来しました。

その後、フィリピンで最初のキリスト教徒となったのが、当時セブの地を治めていたフマボン王らです。

現在、フィリピンがアジア最大のキリスト教国家であることを考えると、マゼランの与えた影響の大きさは計り知れません。

マゼランクロスの歴史早見表

出来事
1521年マゼラン率いる艦隊がセブ島に到達
1521年4月14日 フマボン王・フアナ王妃ら約800人が洗礼を受ける
1521年4月21日マゼランがこの地に十字架を建立
1834年現在のサンゴ石造り八角堂が完成
1835年保護のためオリジナルの十字架をティンダロ材の外殻に納める
1941年史跡としての記念碑(ヒストリカルマーカー)が設置される
2021年4月14日フィリピン国立博物館により国家文化財に指定

現存する十字架は本物?レプリカ?

マゼランの十字架

マゼランクロスは、1521年にフィリピンで最初のキリスト教徒となったフマボン王とファナ女王、その臣下たちが洗礼を受けた場所に、マゼランによって建てられたものです。

現存する十字架は、保護カバーの中に当時の木製の十字架が内蔵されているという形になっています。

奇跡を呼び、万病に効くと信じた人々が十字架を削りとるようになったため、現在の保護カバーに内蔵されるという形になりました。

八角堂の天井画が物語る歴史

マゼランクロスは現在、1834年に建てられたサンゴ石造りの八角堂の中に安置されています。この八角堂で見逃せないのが、天井一面に描かれたフレスコ画です。

天井画は大きく2つの場面が描かれています。ひとつは、ラジャ・フマボン王とその妻フアナ、住民が洗礼を受ける場面。もうひとつは、マゼランが十字架を地面に打ち立てる場面です。

文字で読むだけだった歴史が、この天井画を見上げた瞬間に一気に「情景」として立ち上がってくることがマゼランクロスを実際に訪れる一番の醍醐味とも言えます。

訪問前に必ず知りたい注意点

マゼランクロスは、フィリピンにキリスト教が伝わったことを象徴する宗教的なスポットです。観光客として訪れる場合でも事前にマナーやルールを知っておく必要があります。

特に、隣接するサントニーニョ協会では2024年10月以降に、観光客の服装規定が厳格化されたことからも注意が必要です。

服装の注意点

マゼランクロス 服装

マゼランクロスには、服装の規定などはありませんが宗教的なスポットを訪れる際は、露出の多い服装を避けるのが無難です。

特に、注意が必要な服装をまとめました。観光客は、服装による失敗も多いので、旅行で訪れる予定のある方は必ず確認するようにしましょう。

以下の服装は、大人・子どもを問わず注意が必要です。また、サントニーニョ教会を訪れる場合は、以下の服装は禁止されているので注意してください。

注意が必要な服装

  • キャミソール / チューブトップ / タンクトップ
  • 胸元が大きく開いた服
  • 背中が大きく開いた服(レーサーバック / ベアバック)
  • ノースリーブ(袖のない服全般)
  • ショール
  • ミニスカート / クロップトップ(丈の短いトップス)
  • あらゆる種類の半ズボン
  • ダメージジーンズ
  • 帽子、サングラス
  • シースルー(透ける服)
  • ビーチサンダル(つま先が見える靴)

ロウソク売り・物売り

マゼランクロス ろうそく売り

マゼランクロスの周りには、ろうそく売りや物売りの人がいます。不要な場合や押し売りをしてくる場合は、はっきりと「No」ということが重要です。

ろうそくを供える体験をしてみたい方は購入することもできますが、現地の人々にとっては神聖な行為なので尊重の気持ちを持って行いましょう。

周辺治安の注意点

マゼランクロス 周辺エリア

マゼランクロスは、セブ市内の中心部にあり周辺には歴史的なスポットが集まっていますが、治安に関しては決して良いとは言えません

特に、夜は危険性が高まるので観光の際は昼間に訪れるようにしましょう。また、昼間でもスリや置き引きには常に注意と対策が必要です。

雨季の天気と快適に回るコツ

マゼランクロス 周辺

雨季に訪れる場合は、午前中か午後の早い時間帯にマゼランクロスを含めた、周辺の観光地を回ることをおすすめします。

セブ島の雨季は、午前中は晴れて夕方から夜にかけての短時間で、一気に雨が降るというパターンが多いので注意が必要です。

セブ島の服装についてはこちら

周辺のおすすめスポット3選

マゼランクロスの滞在時間は、10〜15分程度になることがほとんどです。また、隣接するサントニーニョ教会と合わせても60分程度が目安です。

そのため、マゼランクロスを訪れる際は、周辺のスポットも合わせて訪れるのがおすすめです。

サントニーニョ教会

サントニーニョ教会

サントニーニョ教会は、マゼランクロスとともにフィリピンの歴史を象徴する教会です。フィリピンでのキリスト教の始まりと大きく関わっています。

フィリピンの人々の信仰の深さを身を持って感じることができ、マゼランクロスと合わせて必ず訪れたいスポットのひとつです。

Santo Niño Church

:午前4時〜午後9時(毎日)

:無料

:マゼランクロスから徒歩1分

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